スピカ喫茶室

日常茶飯事

くそじじい

バスの自動両替機は千円札までしか対応してない。

そのジジイは、


「一万円札しかない」と言って、当然のようにタダで降りようとした。


悪びれた様子もない。だいたい財布を確認していない。


最初からこうするつもりだったのだろう。

そして、いつもこうしているのだろう。


一万円は持っているから無賃乗車ではないぞ。

お釣りを用意してないバスのほうが悪いのだ。


ジジイの論理というやつだ。


そこで、私が言った。


「おい、両替してやる」


私の財布には千円札ばかり入れている。

10枚ぐらい普通にある。


ここで、両替を断ることは許されないのだ。


ここで、一万円札を所持していなかったなら、詐欺罪にでも問われるだろうがが、


とりあえず、本当に持ってはいた。


それを私が、「崩した」。

★★★★★★